SHOWROOMでオリジナルアバターを制作・配布できる権利を獲得しても、審査基準を満たさない限りファンに届けることはできません。実際に、画像サイズや透過度といった技術要件に加え、モチーフの選び方や許諾管理など、見落としやすいポイントで再審査になるライバーが多くいます。再審査が続けば配布タイミングが後ろにずれ、せっかくのイベント連動企画が間に合わないリスクも生まれます。
ここでは、SHOWROOMが公開しているアバター制作ガイドラインVer3.1の内容を踏まえ、申請データの仕様、描写ルール、禁止モチーフ、素材集やイラストレーター依頼時の許諾管理、配布完了までのスケジュール感までを整理しました。これからアバター申請に挑むライバーが、最短で通過できるよう順を追って確認できる構成にしています。
アバター申請データの基本仕様
SHOWROOMアバターは、申請データと公開時の表示サイズが異なります。
- 申請データ:256ピクセル×256ピクセルのPNG画像
- 公開時の表示:120ピクセル×120ピクセル
実際にステージ上で表示されるのは120pxのサイズです。手元のモニターで大きく描いて満足していても、120pxに縮小したときに顔の特徴が判別できなければ審査では通りません。
デザインを進める途中で、画像を120pxに縮小したプレビューを並べて確認する習慣をつけておくと、後戻りが減ります。
ファイル形式はPNG-24を推奨します。背景を透過したつもりでJPEGで書き出してしまうと、透過情報が失われた状態で申請することになり、再提出につながります。
顔の判別と描画サイズの基準
SHOWROOMアバターは「人、いきもの、擬人化された物」に限定されており、顔の描写を判別できるデザインが前提です。後ろ姿、擬人化されていない物、顔が見えにくい構図は通りません。
サイズ基準としては、次の2点を意識します。
- アバターのサイズは正方形画像に対して25%以上を占めること
- 120pxに縮小しても顔、または顔に類似した記号が判別できること
25%以下の小さな描写、画面の隅に寄った構図、顔のパーツがぼやけて見える絵柄は不可になります。背景や装飾を盛り込むほど顔の存在感が薄れるため、アバターはあくまで「顔の見える主役」が中心に来る構図で組み立てるのが基本です。
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ステージに表示した際の視認性を保つため、透過度と余白にも明確な基準があります。
- 透過度:90%程度を目安に調整(100%で不透明)
- 余白:256pxサイズで一辺13px、正方形の場合は一辺10%
- 塗りつぶし:背景全面の塗りつぶし、それに近い表現は禁止
透過度が90%を下回ると、ステージ上のアバターがぼやけて見え、判別困難として再審査になりやすいです。逆に四角い絵で余白を取らないと、ステージ全体が四角い背景で覆われたように見えるため、四隅に必ず余白を確保します。
背景を意図して透過していても、市松模様の背景画像を含めてしまうと「意図した透過か判断できない」とみなされる場合があるため、書き出し時はPNG-24で背景を完全透過にした状態を確認してから申請します。
禁止モチーフと再審査のリスク
SHOWROOMアバターでは、ガイドライン上、明確に禁止されているモチーフがあります。
- エンブレム、マーク、赤十字マーク
- アルコール、タバコの表現
- 性表現、暴力、グロテスク表現
- 既存キャラクターを想起させる絵柄
- 実在する芸能人・著名人の似顔絵や、特定個人を想起させる衣装・髪型
- 写真を使用した表現
- ネット上の画像の無断転載・二次加工
- SHOWROOM内のデータを使用した表現
- 露出が高い人物描写(水着・下着のように見える衣装を含む)
「想起させる」表現も対象になる点が特徴です。たとえば版権キャラクターの色合いやシルエット、芸能人のステージ衣装を強くイメージさせる描写は、明示的に名前を出していなくても再審査の対象になります。
過去に審査不可となったアバターを再申請することは可能ですが、現行の審査基準で再度判断されるため、同じ内容では通らない可能性があります。なお、過去に使用停止対応となったアバターは再申請できません。
素材集・イラストレーター依頼時の許諾管理
オリジナルアバターは自作する必要はなく、素材集や外部のイラストレーターに依頼することも認められています。ただし、許諾管理は申請者本人の責任で行います。
素材集やアバタージェネレーターを使用する場合、申請時は「使用許諾済」として扱われ、次のような資料を申請画像と合成して提出します。
- 納品書や契約書(審査に不要な部分は隠す)
- 著作者・権利保有者とのやりとりの画面
- 「〇〇は、該当の画像を△△さんがSHOWROOMでアバター使用することを許可します」といった文面の画面
二次配布禁止・再配布禁止と明記されている素材、コピーライト表記が必須の素材は、SHOWROOMのアバターには使用できません。イラストレーターに依頼する場合は、依頼前に必ずアバター制作ガイドラインVer3.1を共有し、絵柄の使用許諾範囲をすり合わせます。
権利侵害の通報があり、許諾資料を提示できないと判断された場合、アバター配布後でも使用停止対応となります。許諾の証拠は申請時だけでなく、配布後も自分の手元で保管しておく運用が安全です。
通報や著作権侵害を受けた場合の対応も含めたルーム運営の安全管理は、SHOWROOMの通報・ブロックと著作権ルールを整理した安全ガイドの記事もあわせてご覧ください。
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SHOWROOMアバターは「絵が主体」というコンセプトのため、文字表記には制限があります。
- 文字を入れる場合は正方形画像に対して25%以下に収める
- 日本語は4文字前後、外国語は8文字前後を目安にする
- 文字が主体に見える構図、他者を攻撃する文言は禁止
- 服の模様などに文字が含まれる場合も、内容によっては不可
色の指定や、公開済みアバターとサイズを揃える要望には対応していません。シリーズで揃えたい場合は、自分で同じ基準を保ったうえで申請します。
同じデザインを複数登録することはできず、登録可能なのはカラーバリエーション違いまでです。
申請から配布までの流れと目安期間
オリジナルアバター制作権を獲得してから、ファンに配布できるまでには複数の工程があります。
- アバターガイドラインに沿ったデザインの制作
- 申請データの作成(256×256pxのPNG-24、背景透過)
- SHOWROOMへのアバター申請
- 審査(通過/再審査/不可の判定)
- 公開・配布開始
申請から配布までは最短でも2週間程度を見込むのが現実的です。再審査になると、その分だけ後ろ倒しになります。
イベント連動で配布したい場合は、イベント開始日から逆算し、余裕を持って申請する設計が必要です。
審査通過後でも、改めて確認した結果として不可連絡が届く場合があります。その際は通知された内容に従い、修正のうえ再申請します。
Vライバーとしての配信や2.5次元の活動ルールを整理したい方は、SHOWROOMバーチャル配信でVライバーと2.5次元ライバーの活動ルールをまとめた記事もあわせてご覧ください。
こんな場合には、EXiSTもおすすめです
オリジナルアバターは、ライバー個人で進めると申請データの仕様確認、許諾資料の整備、再審査時の修正対応まで負担が大きい領域です。EXiSTでは沖縄を拠点にライバー・Vライバーをサポートしており、アバター制作のディレクションや、配布タイミングを意識したイベント連動の設計を一緒に進められます。
配信活動の幅を広げたいと考えている方は、EXiSTのオーディションから相談を始めてみてください。
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Amazonで見てみるまとめ
- 申請データは256×256pxのPNG-24、公開時は120×120pxで表示されるため、縮小プレビューでの確認が必須
- 顔が判別できる描写を、画像の25%以上のサイズで描き、透過度90%程度・余白13pxを守る
- エンブレム・タバコ・既存キャラ模倣・写真使用などのモチーフは禁止で、想起させる表現も対象になる
- 素材集やイラストレーター依頼を使う場合、許諾資料の管理は申請者本人の責任で行う
- 申請から配布までは最短でも2週間程度を見込み、再審査リスクを織り込んでスケジュールを設計する